カメライフログ

主に、カメラや写真に関して書いています。たまに、他の事も書いてます。

X100Vを自分の使いやすいようにカスタマイズしよう!②Qメニュー、マイメニューの紹介

どうも、は→とです。


前回に引き続き、X100Vの設定についての紹介をしようと思います。

 

FUJIFILM デジタルカメラ X100V シルバー X100V-S

FUJIFILM デジタルカメラ X100V シルバー X100V-S

  • 発売日: 2020/02/27
  • メディア: Camera
 

 

前に書いた通り、今日は更に一歩進んだ、Fnボタン、Qメニュー、マイメニューの設定の紹介をします。 


これ見てくれる人には今更かもしれませんが一応紹介すると、Xシリーズは

  • Fnボタン → ボタン(もしくはレバーやフリック)で直ぐに設定を呼び出せる
  • Qメニュー → 登録されている分の現在の設定が一覧表示され素早く確認し、変更出来る
  • マイメニュー → メニューの中からよく使う項目をまとめられる

といった使い方が出来ます。
個人的には優先度もFnボタン→Qメニュー→マイメニューの順で登録しておくと、撮影がスムーズになると思います。
(一部、Fnでしか設定できない、Qメニューのみにしか割り当てられないといった項目もある為そこだけ注意が必要です)

この3つは、カスタマイズをするだけで操作性が格段に変わります。
その為、色々試して自分なりの設定をしてほしいと思います。

 

[追記]記事が全てまとまったので、こちらにリンク貼っておきます。

ha-arrow-to.hatenablog.com

ha-arrow-to.hatenablog.com

 

 

    

 

Fnボタン

f:id:acht_neosee:20200324230530j:plain

 

工場出荷時と設定変更したものの一覧表がこちらです。

 

  ファンクションボタン名 工場出荷時 変更後
1 Fn1ボタン 測光

RAW

(2021.2.18変更しました)

2 Fn2ボタン コントロールリング設定 顔検出 ON/OFF
3 T-Fn1(液晶画面を上フリック) ヒストグラム 感度AUTO設定
4 T-Fn2(液晶画面を左フリック) フィルムシミュレーション 画像サイズ
5 T-Fn3(液晶画面を右フリック) ホワイトバランス ホワイトバランス
6 T-Fn4(液晶画面を下フリック) 電子水準器 電子水準器
7 AEL/AFLボタン AE/AF LOCK AE/AF LOCK
8 リアコマンドダイヤル中央押し フォーカスチェック フィルムシミュレーション
9 ファインダー切換レバー長引き NDフィルター NDフィルター
10 Q クイックメニュー クイックメニュー

表の青色の部分がそのままのボタン、緑が位置だけ変えたボタン、赤が設定を変えたボタンです。 



半分は、そのままにしたということですね。

富士フイルムも色々考えてボタン割り当てをしているでしょうから、多数の方が使いやすい設定・ボタン配置が出荷時の設定なのでしょう。

半分は弄らずに済んで、あとは個人的な好みで変えたというとらえ方をすれば、僕の使い方はそれほど変態的なものではないんだと、安心しております(笑)

それでは、一つ一つ見ていきたいと思います。

 

Fn1ボタン

本当は測光をそのまま残したかったです。
でも他のボタンの優先度の結果、泣く泣く別の割り当てをしました。
物理ボタンの中では一番使いにくい場所にあると思います。

シャッターボタンの近くなので本当は使いやすいはずの位置なのですが、スペースが狭すぎて、上手く押せません
フリックに慣れてくると一番不便なボタンになるので、ファンクションの中では優先度が低めなものの方が良いでしょう。
このRAWボタンは、そのままのとおり、押すとRAWの有り無し切替が出来ます。
初期設定がFINE+RAWなら、FINEのみ⇔FINE+RAWの切替になります。なお、FINEのみの状態で電源を切ると、再び電源を入れたとき初期設定(僕の使い方ならFINE+RAW)に戻ります。

何故このボタンを設定したのか。答えは簡単、デジタルテレコンが使いたかったから

デジタルテレコンは記録形式にRAWが含まれていると、使用出来ません。
X100Vを買ってメニューを弄っていた当初はいらないかなと思っていたのですが、やっぱりあると便利。デジタルテレコンjpegのみというデメリットもありますが僕は大半は撮って出しなので(でも小心者でもあるので、保険的な意味合いでRAWは欲しい)、必要な時にはFn1ボタンを押してコントロールリングを回すことでデジタルテレコンが使えるようにと、RAWを割り当てました。
なので僕の場合、「RAWで撮れるようにする」ではなく「普段のRAWを一時的に解除する」為のボタンです。

※2021.1.18追記

ソフトウェアがVer.2.0.0になり、RAWでもデジタルテレコンが使えるようになりました。
これで念願の測光割当にすることが出来ました

 

Fn2ボタン

これも結構悩みました。Fn2はFn1とは逆に、結構使いやすい位置にあるボタンなので。
皆さんも、よく使う設定を割り当てるといいと思います。

出荷時のコントロールリング設定のままにしておけば一つのボタンで「フィルムシミュレーション」、「ホワイトバランス」、「デジタルテレコン」が選べるので、他のボタンの割り当て削減が出来るのは魅力的でした。

しかしよく使うフィルムシミュレーションとホワイトバランスをわざわざワンアクション加えないと変更できなくなってしまうのと、マニュアルフォーカス時は自動的にリングはピント合わせになりますので、その時にフィルムシミュレーション・ホワイトバランス共に使えなくなるのは痛い。
そう考えると、コントロールリングはスタンダード以外は使わないかなということで、今の設定になりました。

顔検出 ON/OFFはX-Pro2時にはQメニューに入れていました。が、今回のFnボタンでの使い勝手はそれ以上にかなり便利。被写体で人を映したくなったらボタンを押すだけで自動的に顔認識(僕は瞳認識)になります。
X-Pro2と比べて顔認識の精度自体が上がったこともあり、家族の写真を簡単に撮れるようになりました。

 

T-Fn1

ヒストグラムは全然使わなくて、僕が比較的使う設定ということで、感度AUTO設定にしました。シーン(主に時間帯や室内・室外等)によって上限を素早く変えられるように出来ました。
測光にしようかどうか今も迷っています。ただ、感度AUTO設定がクイックメニューに割り当てられないので、今の形の方がベストという判断になりました。

 

T-Fn2

これは少数派かな。僕は3:2と16:9のアスペクト比をシーンによって結構変更するので、昔からどこかには割り当てをしています。X-Pro2の時は左ボタンにしていたので、慣れもあり、同じように今回は左フリックにしました。

 

T-Fn3、4、AEL/AFLボタン

これは工場出荷時と同じです。

AEL/AFLボタンに関しては結構迷いました。というのも、今の僕の設定の組み合わせでは、AE/AF LOCKは不要でも運用出来なくはないからです。

AF時はほぼ使わないボタンで、どちらかというとMF時のワンプッシュAF用です。以前のメニュー設定記事で、僕はフォーカスチェックをONにしています。するとコントロールリングを回すと自動的に拡大表示になります。

更にタッチパネルはエリア選択にしています。X100Vはその場合、拡大表示中にタッチパネルの中央を押すと、ワンプッシュAFが出来るという機能が付いているからです。
設定を組み合わせることで、別の機能と併用できる。

他にもこの技は色々応用できるはずですが、僕はシンプルにタッチパネルでのワンプッシュAFよりボタンのワンプッシュAFの方が使いやすいから残しています。
もしかしたらこれだけはいつか変更するかも。

 

リアコマンドダイヤル中央押し

好みが分かれるところかもしれませんが、今回の変更は結構オススメです。

メニュー設定でフォーカスチェックをONにしてAF+MFもONにしておけば、AFモードがシングルポイントの時はAF時・MF時に関わらずコトロールリングを回せば拡大表記になります。さっきの応用の話です。
なので、フォーカスチェックボタンは節約できます。

一つだけ、デジタルテレコンで拡大表記を使いたい時のみ、先にAF時にテレコンで倍率を決め、その状態でMFに切り替えてからコントロールリングを回さなければいけませんが、そこまで問題にはなりません。

さて、フィルムシミュレーションにするメリットですが、まず一つが最も押しやすいボタンだということです。

なんせ親指付近の特等席ですからね。

更に、押した後そのままダイヤルを回せばフィルムシミュレーションの選択が出来るので、親指のみで設定が完結します。文章で説明すると分かりにくいですが、実際に設定してみたら、言ってる意味が凄く分かると思います。

 

NDフィルター、クイックメニュー

これは余り変えなくていいかな。ファインダー切換レバーはちょっと特殊なボタンですし、Qメニューは絶対に要るボタンですしね。
位置もこのままの方がいい。

 


Qメニュー

 

f:id:acht_neosee:20200324232330j:plain

 

同様に、工場出荷時と変更分の一覧表はこんな感じです。1~16番で番付してます。

  工場出荷時 変更後
1 カスタム設定 カスタム設定
2 AFモード 測光
3 ダイナミックレンジ ダイナミックレンジ
4 ホワイトバランス MFアシスト
5 ノイズリダクション グレイン・エフェクト
6 画像サイズ カラークローム・エフェクト
7 画質モード カラークローム ブルー
8 フィルムシミュレーション 明瞭度
9 ハイライトトーン ハイライトトーン
10 シャドウトーン シャドウトーン
11 カラー カラー
12 シャープネス シャープネス
13 セルフタイマー セルフタイマー
14 顔検出/瞳AF設定 ノイズリダクション
15 フラッシュ機能設定 電子音&フラッシュ
16 EVF/LCD明るさ LCD明るさ

 

ここは使用頻度と共に、一つ意識しておくといいのがあります。
それは、「カスタムメニューで設定できる項目をなるべく登録しておく」こと。
そうすると、カスタム選択を変更するだけで現在の設定の一覧表みたいに表示・確認出来ます。さらにそこから微調整が容易に出来たりするので、自分の思うような設定に素早く変更できるようになります。

それでは一つ一つ見ていきます。

 

1.カスタム設定

カスタム設定を使う人は、ここは変えない方がいいです。またカスタム設定の紹介記事も書きたいのですが、まだまだ写真を撮りに行けていないので、完全に設定が煮詰まっていません。まとまったら、また書きたいと思います。

 

2.測光

AFモードがX-Pro2には無かったALLが使えるようになったので、フォーカスレバーとリアコマンドダイヤルだけでシングル・ゾーン・ワイドに変更出来るようになり、割り当てが一つ節約出来ました。そこでFnボタンに入れたかったのですが、ボタン数の関係で入れることが出来なかった測光がここに入っています。
これも結構シーンによって変更しますね。

 

3.ダイナミックレンジ

基本はオートにしていますが、シーンによっては使い分けします。前の記事で注意点と書いたのは、カスタム設定には、このダイナミックレンジも変更項目に入っています。なので、例えばオートを標準設定にしたい場合は、カスタム設定全部をオートで登録しておかないと、カスタム選択する度にリセットされてしまいますので、標準にしたいのが初期設定と違う場合は注意してください。

4.MFアシスト

MFで撮りたい時、基本はピーキングにしているのですが被写体と色が被るとピーキング色を変えないといけないので、ここに割り当てしました。

 

5.グレイン・エフェクト~12.シャープネス

すべて写真のパラメータに関わる項目ですね。なので2行目~3行目でまとめて確認・変更が出来るように固めています。なるべく初期設定を活かせるように、今の順番になりました。

 

13.セルフタイマー

これも手振れが気になる長時間露光や三脚使って家族写真に自分も入りたいときは必須なので、元の位置にそのまま残しています。

 

14.ノイズリダクション

必要な項目ですが優先度は低いので、この場所に移動しました。

 

15.電子音&フラッシュ

娘の発表会や息子の寝顔撮る時のように、シャッター音を出せない場所では素早くOFFが出来るようにしています。

 

16.LCD明るさ

EVFはオートにしているので、屋外でLCDの明るさが足りない時に変更できるように、LCDのみのボタンに変更し、ここに入れました。

 

マイメニュー

上記から漏れて、それでもそこそこ使う内容を、ここに入れました。
沢山登録できますが沢山あるとせっかくのマイメニューなのに素早くアクセス出来なくなるので、なるべく厳選した方がいいと思います。

僕が登録したのは、以下のものになります。

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フォーカスリミッター

基本は切っていますが、HPにX100Fと比べて近接撮影のフォーカススピードが遅くなることがあるって書いてあったので、物撮り時用に入れています。

 

シャッター方式

M+Eにしていて今のところ困ったことはないのですが、一部メカニカルシャッターの時、もしくは電子シャッターの時には使えない設定があるので、その時に切替が出来るようにと、保険の為に入れています。

 

長時間ノイズ低減

撮影スピードを重視したいときに設定を素早く切れるようにと。

 

多重露出制御

ドライブモードで多重露出制御を選んだ時に設定が出来ないと不安なので、ここに割り当てしました。

 

フラッシュ機能設定

あまりフラッシュは使いませんが、一応ストロボも持っているので…

 

ワイヤレス通信

リモート撮影時には必須なので、ここに入れました。

 

まとめ

また弄っているうちに変更するかもしれませんが、今のところはこれがベストです。
人によって最適解は違っていて、それぞれの使用方法にカスタマイズするのもカメラの楽しいところ。

少しでも参考になれば幸いです。

 

ではまた。