どうも、は→とです。
朝倉氏という人の、遺跡関係があります。
歴史をちゃんと勉強している人は分かるのでしょうが、僕は全然知らなかったので、先にどんなところか最低限の説明を。
一乗谷朝倉氏遺跡
戦国時代に朝倉氏が5代103年に渡って統治してきた場所で、当時応仁の乱で荒廃していた京都から多くの文化人が移り住んで、「北の京」と呼ばれていたそうです。
人口も1万人を超えていて栄華を極めていたそうですが、織田信長の軍勢によって町は焼き放たれ、滅んでしまいます。
その後柴田勝家が越前国(現在の福井県の嶺北と敦賀辺り)、加賀国と能登国(現在の石川県)、越中国(現在の富山県)を治めるわけですが、北ノ庄(現在の福井駅近く)に中心地を移した為、この辺りは田畑の下に埋もれてしまったわけです。
約400年の眠りの後、1967年から始まった発掘調査により、膨大な資料等が出土しました。当時の町並みがほぼ完全な状態で発掘されたことから、日本のポンペイと呼ばれているそうですよ。
凄くざっくり紹介したところで、それぞれ紹介していきたいと思います。
今回大きく、①道の駅、②博物館、③遺跡の復元町並み、④朝倉館跡と行っているのですが、③の復元町並み以外は2回行っているので、それぞれの写真を載せています。
空の感じとか、写真でめちゃくちゃかと思いますので、ご了承ください。
動画の方はDJIのOsmo Pocket 3を使っていて、
カメラはいつものX-T5に、
2日間来たのでレンズは色々持っていったので今回は省略します。
その他のお出かけ記事はこちらから
道の駅 一乗谷あさくら水の駅
まずは一乗谷遺跡関係とはあんまり関係無いのですが、「一乗谷」って名前が付いているので、ここから紹介したいと思います。
「水」と「人」の深い関わりがコンセプトの道の駅とのこと。
駐車場は大きいというほどでは無いですが、利用者もそこまで多く無いので、困ることもないかな。奥のバスは、多分博物館や遺跡のツアーのバスですね。ここで昼食するツアーもあるみたいで、一度道の駅の食事処が貸切になっている時間帯に遭遇したこともありました。
面白い施設としては、水車小屋があります。
粉挽小屋となっていて、中でひき臼、つき臼が実際に稼働している様子を見ることができます。
建物は大きくないですが、広場やらなんやらがあるので、総面積としてはそれなりの施設だと思います。
あまり綺麗な写真が撮れない。いつまで経っても写真の腕が上達しないな…
ちょっと早いのですが、先にここでお昼ご飯を取ろうと思います。
福井県といえば、このセットです。
世界かんがい施設遺産なんてものがあるんですね。
近くに変わった建物の頭首工(川をせき止めて、農業用水を用水路に取り入れる施設)が有ります。
家が上にくっ付いてる(笑)
福井県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館
さてそれでは、次の目的地へ移動します。
道の駅から直ぐです。
調子に乗って写真を撮りすぎてまして、実際は外→中→また外出てから撮影、みたいな感じだったのですが、時系列無視して外観、内観で分けて紹介したいと思います。
外観
平日だったので、駐車場はガラガラ。
2022年10月オープンということで、結構新しい博物館です。
建物を色々な方向から。
博物館自体がカッコいいので、中々館内に入れません(笑)
どの方向から見ても絵になるのですが、一応こっちが正面なのかな。
さっきから撮っているのは新館。奥に駐車場があり、道向かいには分館が有ります。
分館は昔からある感じですね。
どこから撮っても絵になる。
歴史に興味がなくても建築好きなら、是非訪れてみてください。
エントランスは、こんな感じ。
この上に、この博物館一番の目玉が有ります。紹介は後で。
休日は流石にもう少し人がいます。
綺麗な写真を撮りたいなら、平日がオススメです。
本数はそれ程多く有りませんが、バスも有ります。
さぁ、中も案内していきましょう。
一応SNSキャンペーンとかもやっているみたいなので、内部の撮影も問題ないと思います。
でも映像資料とかはどうなんだろうって思って一部自粛しているので、詳しく知りたい人は、公式HP等をどうぞ。
asakura-museum.pref.fukui.lg.jp
内観
1階のチケット売り場で入場券(この後行く復元町並みとセットで購入するとお得です)を購入後、まずガイダンス。隣には探求ラボ・体験学習スペースがあります。
奥はこんな感じで遺構展示室。博物館建設の事前発掘調査時に見つかった石敷遺構が見学できます。川を使って運ばれた品物が集まり売買される川湊があったそうで、この辺りが昔の物流の拠点だったんですね。
博物館は、2階建てです。
ここが基本展示室。資料を大量に展示しているスペースです。ここに全て展示されているわけではないですが、出土品自体は約170万点もあるそうですよ。
当時の町並みのジオラマがあります。
この後行く遺跡には、ここの一部復元された町並みがあります。比較映像とかも、ここで確認することが出来ます。
さらに奥に行くと、この博物館の目玉、朝倉館の原寸再現が有ります。
このジオラマの、一部原寸再現です。
先にここのスペースにある映像資料を見てから見学すると、より楽しめると思います。
凄くないですか?これが、当時実際に建っていたわけです。
この花壇、覚えていておいてください。
後で出てきます。
後の15代室町幕府将軍、足利義昭をもてなしたとされる間です。
ひとしきり写真を撮って堪能したら、いよいよ実際の遺跡に向かいます。
一乗谷・朝倉氏遺跡
朝倉氏遺跡は、ほぼ無料区間で広大な敷地が広がっています。
一箇所だけ有料区間になっているのが、ここ。
一乗谷・朝倉氏遺跡 復元町並
先程ジオラマで展示されていた町並みの一部が再現されています。
昔の町並みを見れるなんて、レアな体験です。
あ、この見学ルート通りに、先に博物館のジオラマブースで事前知識を入れてからここに来ると、確実により楽しめます。
井戸とかトイレ見るだけで、「説明通りだぁ」ってなって感動できます。
一部、建物は中に入れます。
町家の建物は、かなり質素だったんですね。
ここまで再現されているのは、町並みがまるまる出土されたことと、莫大な出土品ゆえ。
非常に貴重な遺跡です。
ちなみに、国の重要文化財、特別史跡、特別名勝に指定されているようです。
上級武家屋敷の敷地内にあった夢舞台。これは流石に再現ではないかな。
中級武家屋敷。ここは町家とは豪華さが違いますね。
朝倉館跡
遺跡は色々散らばっているのですが、一番有名な場所はここです。
復元町並みの道向かいに位置しています。
お堀で囲まれた敷地で、唐門が再現されています。
立派な門です。
後ろの山も含めて、非常に広大な敷地ですね。
先程博物館で見た原寸再現の館が、実際にここに建っていたわけです。
束は残っていますが、(当たり前ですが)建物は残っていません。
でも、どんな感じで建っていたかは、窺い知ることが出来ます。
床が透明になっていて、ギリギリまで近づくことが出来ます。
この花壇、原寸再現にも有りましたよね?
比較として一番分かりやすいんじゃないかと思います。
ここの庭園も、先程の博物館で再現されていましたね。
後ろの山は登ることが出来るようになっています。
先程の模型とアングルが逆になってしまいますが、館の全景が分かりますね。
YouTubeで紹介してるよ
最近は毎度のことですが、YouTubeの方も作りました。
こっちの方が全体がどうなっているかは、分かりやすいと思います。
前回と違って紹介するところ多かったので、ちょっと長くなっちゃった。
まとめ
年明けに風邪引いてしまいまして、最近まで死んでました。
やっと体調が戻ってきたので、今年も少しずつ、記事の更新を出来ればと思います。
それでは今回はこれ位で。
ではまた。