10月16日、Yahoo!ニュースの地元記事でとあるものを見つけました。
英国船籍の大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」が10月18日に、福井県敦賀市にある「敦賀港鞠山北岸壁」という所に寄港するそうです。
記事を見つけてから2日後の話ですが、その日は午後に休日出勤する予定になっていました。
ダイヤモンド・プリンセスは午前9時に入港し、午後6時には出港するそうです。
停泊しているのはこの日だけなんですね。
「じゃあ、朝敦賀市に行って写真撮って、福井市に帰ってきてから仕事に行こう」
という事で、敦賀に行ってきました。
ダイヤモンド・プリンセスとは
どうも、は→とです。
忙しくて、全然記事が書けません。
最近やっと溜まっていた写真の編集が終わったところです。
本当は時系列順に書くべきなんでしょうが、ちょっとした小休止を兼ねて、手軽な分から。
時間にして1時間位の出来事でしたので、先にこっちを上げておきます。
まずは一応、ダイヤモンド・プリンセス号とは。
2020年2月、横浜港に到着したダイヤモンド・プリンセスのニュースは、まだ覚えている方も多いのではないでしょうか?
そう、国内で広くコロナが有名になった、あの船です。
船のこと詳しく知りたい人は、下記リンクからどうぞ。
敦賀港に寄港するのは、2019年11月以来、約4年ぶりだそうです。本当にコロナ直前が最後だったんですね。
そうやって考えると、今もまだ感染自体が無くなったわけではないのに、随分と日常が戻ってきたんだなと思います。
海外の会社が所有しているクルーズ客船ですが、建造は三菱重工業。メイドインジャパンです。
全長約290m、水面上の高さ約54m、旅客定員2,706名、乗組員1,238名というとんでもないサイズです。人間の数が計4,000人弱とか、もう村じゃん。
ラウンジとかクラブ・バーは分かりますが、シアター、カジノ、ショップ、温泉・スパとプール、フィットネスセンター、ミニゴルフコース、バスケットやパドルテニスのコート、ジョギングトラック、フォトスタジオ、インターネットカフェ、図書館、チャペルetc…
もう、動くイオンですね。
敦賀港へ
前置きはこれ位にして、当日の行ってきた紹介をしていこうと思います。
ダイヤモンド・プリンセスの寄港先は、先ほども書きました敦賀港鞠山北岸壁(つるがこうまるやまきたがんぺき)。
GoogleMapで調べても、出てきません。類似検索結果がヒットします。
ね?
福井県のHPの敦賀港施設図を見てみると、鞠山北A岸壁と鞠山北B岸壁というのがあり、どうも一般人は普通に入ることが出来ないみたいです。無料シャトルバスで見学のために敷地内に入ることが出来るみたいだったのですが、こんな巨大な船、近づいたら画角に収まりきらないだろうし、自分のペースで帰れずに仕事に遅刻するわけにはいかないので、色々調べて、下記の場所から撮影することにしました。
絹掛ノ崎
ちょっと南の方に、駐車場がありました。
この日は平日で、正直何もない場所なのですが、8時半位に着いた時には車はこんな感じ。
(この写真は着いてからちょっとしてから撮影したものですが、車の数はほとんど変わっていません)
同業者ですね(笑)
貨物線が、停まっていました。
…ん?
もう着いとるやん
入港って、船が到着する時間じゃなくて、乗客が降りる時間なん?
周りで写真撮っている人の会話聞いていたら、昨晩には泊まっていたらしいです。
ダイヤモンド・プリンスにくっ付いているのは、何の船でしょうか?
船のことよく知らないのですが、海外客船なので、下船する前の検査かなんかですかね。
常宮丸って名前の船でした。調べたら日動海運株式会社所有の船みたいで、大型船の船舶タグ作業を行っているみたいです。
簡単にいうと、大型船の離着岸のサポートですね。こんな体格差のある船でサポート出来るんですね。船のこと全然知らないので、驚きです。
X-menのサイクロップスのバイザー・サングラスみたいなブリッジが、特徴的です。
操舵室となっていてるんですね。
ブリッジの真上は、乗船客が立ち入れるようです。
人が確認できました。
撮影スポットへ
しばらく写真を撮っていると、同じくカメラを持ったマダムに声を掛けられました。
(記憶なので、若干表現が違っている場合があります)
マ「ここでの撮影は初めて?」
は「あ、はい、初めてです」
マ「奥に、手前の船が映らないように写真が撮れるところがあるんだけどどうかしら?」
は「え、そんなところがあるんですか?是非そこで撮りたいです」
という事で、マダムに着いていくことになりました。
船から離れる方向に歩いていきます。
(ここから目的地までの写真は、再現の為に後で撮った写真です)
海へ降りられる場所に出てきました。
さらにもう少しだけ南下すると、一般道の行き止まり付近に辿り着きました。
先程の場所はダイヤモンド・プリンセスの南側から、北を向いて撮影していたのですが、ここからだと海が西向きになります。
ここからどうやって撮るんだろう?
おぉ、凄い、絶妙な位置でダイヤモンド・プリンセスが見える!!
マ「わたくし、よくここに来て色んな船を撮るんですの」
なるほど。普段ここに来るのに、見たことない奴がいたから、声を掛けてもらったんだな。
大体こんな感じの、漫画とかドラマで聞くような丁寧で上品な話し方をするマダムでした。
親子ほど歳が離れていたと思うのですが、そういうの関係なくこうやってお話が出来るというのは、やっぱりカメラっていい趣味だなと改めて思いました。
という事でここからのアングルで何枚か。
うん、半額縁みたいな構図で、面白いですね。
とても良いところを教えて頂いて、ありがとうございました。
途中、常宮丸からダイヤモンド・プリンセスへ、人の出入りがありました。
へ〜、こんなところから侵入できるんですね。
暫くすると、船が帰っていきました。
全然関係ないですが、上の写真、Lightroomの新機能である「ぼかし」を使ってみました。
ちょっとだけ違和感ありますが、ちゃんと前後関係をAIが判断して、前ボケ・後ろボケが出来ていますね。
まだ被写体を選びますが、ハマれば明るいレンズもビックリなレベルでボケてくれます。
再び駐車場側へ戻ってきて、何枚か撮影です。
同じ場所からの撮影になってしまうので、どうしてもアングルのバリエーションが限られてしまいます。
さぁ、そろそろ移動しようか。
敦賀新港
以前敦賀市へ遊びに来た際にも紹介した敦賀新港ですが、ここから対岸に位置するので、ダイヤモンド・プリンセスの奥に見えます。
かなり遠いので、望遠レンズで撮影すると大気の揺らぎで画質はかなり悪いです。
以前来た時と違い、新日本海フェリーが改修工事中でした。
こちらでの撮影がひと段落したので、こちらの場所まで北上します。
車を停めて、ダイヤモンド・プリンセスが見える場所まで。
人が多くなるのを防ぐ為なのか、立ち入り禁止看板が立っていて、これ以上奥へは行けないようになっていました。
さっきよりは近くにいるので、望遠レンズだと十分に近寄った写真が撮れます。
さっきは前からのアングルだけだったのですが、ここからだと後ろ、及び全景を写すことが出来ますね。
この窓の数、ホテルじゃん(実際海上ホテルみたいなもんだけど)。
何回建てやねん(正解:18階建て)。
救命ボート(救命船?)がいっぱいくっついています。
こっちは大き目。
これ一隻だけで、小型の連絡船位のサイズありそうなんだけど…
ここにも乗客発見。
よくよく考えたら、乗客数が最大2,700名位いるんだから、みんな下船するわけじゃないんだろうな(16両編成の新幹線約2本分の乗客がいることになる)。
小さな村一つ分の人口が一度に移動することになるんだから。
ちなみに柵がある側だともう少し横のアングルから撮れるかなと思ったんですが、
マナー悪い釣り人が一杯いました。
釣り禁止って書いてある看板の隣で釣りするとか、凄い感性やな。
どうしても釣竿が写ってしまう…
F2.8のレンズでは、開放にしても流石にフェンスは消えてくれませんでした。
(めっちゃ中途半端でボツになったので、この写真はちょっと絞っています)
さぁ、そろそろ帰らないと仕事に間に合わないので、福井市に戻ることにします。
まとめ
ちょっとだけ慌ただしかったですが、普段撮れない被写体だったので、満足です。
乗り物オタクではないので、あまりこういう撮影する事もなく、ちょっと新鮮な気分でした。
暫くは写真撮影じゃなくて、記事作成に集中するか、冬に雪で移動が出来なくなる(かもしれないらしい)ので、それまでは撮影を優先しようか、思案中です。
出来れば最低でも月1回は、何か書きたいと思っています。
その他のおでかけ記事は、こちらにまとめています。
それでは今回はこれ位で。
ではまた。