カメライフログ

主に、カメラや写真に関して書いています。たまに、他の事も書いてます。

来年こそは、天の川を満足いくように撮りたい

どうも、は→とです。

 

タイトル通りなのですが、皆さんは、天の川って撮影した事有りますか?

僕は何回かチャレンジしたことはあるのですが、うまく行ったことは一度も有りません。

 

それは、「偶然撮れる」可能性は、高く無いからです。

でも今まで、一度もきちんと準備して撮影しに行ったことが無いんですよね。

 

 

そりゃ、撮れるわけありません。

 

 

という事で今回は、僕が知っている限り「これを事前準備しましょう」という事を、書いていきたいと思います。

多分、きちんとした内容はネットで調べればアホほど出てくると思いますので、詳しく知りたい人は、そっち見てください(笑)

 

 

 

季節は夏

まず、一年中天の川が綺麗に撮れるわけではありません。

天の川自体は一年中見れますが、綺麗に見られる季節は限られています。

 

別に覚えなくていい知識ですが理由を説明すると、まず地球は天の川銀河の中にあります。

この銀河を中から見た景色が、俗にいう天の川の星空というやつです。

 

で、地球(ひいては太陽系)は天の川銀河全体で言うと、辺境の地にあるみたいです。

太陽系は田舎なんですね。

 

 

なので天の川銀河の中心付近を撮ると、綺麗な天の川の写真になるわけですが、ここで問題があります。

 

 

そう、太陽です。

 

当たり前ですが、太陽がある時には、星空が見えません。

つまり銀河の中心、地球、太陽がこの様な位置関係になることが、天の川が綺麗に見れる条件です。

そして星がこの並びになるのは、北半球においては夏なんですね。

 

ですから今年はもう、無理です。

タイトルにある来年こそはっていうのは、そういう意味ですね。

 

なのでまず、夏に写真を撮る準備をしましょう。

 

 

月が出ていない事も必要

太陽以外に、月も厄介です。

これは皆さん実感しているでしょうから説明するまでも無いでしょうが、満月の夜は、明るいです。

 

例えばこれ。全然明かりのない場所ですが、星なんて全然見えません(まぁ、これはこれで綺麗な夜空ですが)。

これは過去記事で既出の写真ですが、矢印の先に月があります。

星自身は見えますが、天の川を狙うのは、仮にもっと暗い場所であったとしても難しいです。

 

さっきの星の並びに月も加えると、こんな位置関係です。

 

月の月齢は事前に調べられますので、新月前後の時期を狙いましょう

 

 

夜でも、時間帯が要注意

例えば夏の3ヶ月位が一番綺麗に見えるとして、さらに新月の日と前後2日位が撮影時期だとすると、その時点で一年でベストコンディションが3×5=15日位しかありません。

もうちょい妥協すれば日は増えますが、それでも365日のうち、見頃というのはそんなに多くはないんですね。

「この日がよく見えそうだな」と言うのが分かったところで、次は時間も重要になってきます。

 

例えばこの写真ですが、僕が撮った写真の中では、奇跡的に前調べ無く綺麗に撮れた方の写真です。

でも、これでも実は成功はしていません。

 

天の川銀河の中で一番明るくて綺麗な部分は、赤で囲ったあたりです。

 

そう、来るのが遅かったんですね。

 

仕事が終わってたまたま新月の日でたまたま快晴で、たまたま夜に車を走らせたら前調べ無しで暗くて良さそうな場所がすぐ見つかったのですが、この日は確か20時位には撮影しないと、赤丸の部分が空に無い日でした。この写真は、日付が変わった深夜位の時間です。

 

だって、仕事終わりなんだもん。

 

サラリーマンにとっては、年間でただでさえ撮影のタイミングがシビアな日がさらに狭まります。

アプリ等使えば未来の星の位置が分かりますので、撮影予定日時に設定した際の、星の見え方を事前確認するようにしましょう。

 

これも既出の写真ですが、この赤丸辺りが、もっとも天の川の中心付近です。

(でもこの写真は、光害が少し多いのと、雲も少し掛かっています)

 

光害が無いロケーションも必要

ネットで何でも出てくる時代、住んでいる地域で「○○市 星空」的な検索すれば、大体周辺の撮影スポットは出てくると思います。

きっとそこなら問題なく撮れると思いますが、自分で場所を探す場合、色々事前に調べないといけません。

 

新月に近い日で、ちょっと早めに来てここのバックに天の川がある写真が撮れたら良いなと思って来たのですが、諦めて早々に帰ったのがこちら。

まぁ曇ってもきたのですが、明るさ的には十分暗くなる場所、光害は大丈夫そうでした。

じゃあ何がダメだったかというと、単純に方角がダメでした。

星の位置が分かるアプリを開いてARで空と合わせてみたのですが、天の川が海と反対側でした。下調べしないと、そうなっちゃいます。

 

先程のように、現地に行かなくても、そのロケーションでどのように天の川が見れるかを調べられるアプリとかもありますので、前もってそれを使うと良いと思います。

 

 

機材は、レンズが明るくて三脚があればまぁまぁ何とかなるかな

これは準備という程ではないと、個人的には思っています。

流石に暗い中で写真を撮るので、暗いレンズでは厳しいです。

僕はAPS-C使いなのですが、その場合やはりF2.8は最低でも欲しいところ。フルサイズの方が、もう少し余裕があります。

あ、あと広角レンズの方が良いです。特に僕みたいな素人は。

長時間露光をする為、三脚も必須です。

タイマー設定をすればシャッター振れを抑えられますが、レリーズがあれば快適になるとは思います(必須ではありません)。

お金に余裕がある人は、赤道儀は便利だと思います。

あとこれは表現の話ですが、ソフトフィルター使うと光が滲んで大きくなるので、フィルター有り無しで両方撮ってみると、面白いと思います。

 

最高画質で最高の写真を撮る為にはそれなりの機材が必要になりますが、そこそこ撮るだけならそんなに高級な奴は要りません。

被写体もほとんど動いていないものなので、何だったらマニュアルフォーカスレンズでも、案外明るくて小さいレンズがあったりするので狙い目だったりします。

 

 

当たり前ですが、天気が良く無いとダメ

そりゃそうです。ここまで準備が出来たら、あとは運ですね。

これも既出の写真ですが、住んでいる場所は夜快晴だったので、色々調べたら撮影条件に近そうかなと思って急いで光害が無い場所に来たら、現地は曇っていた。

という状況でした。

光害のない場所って山間部になりがちだと思うのですが、やっぱり山の天気は変わりやすいので、こればっかりはどうしようもないと思います。

 

人事を尽くして天命を待ちましょう。

 

 

まとめ

福井の撮影スポットは分かりました。仕事が忙しいという不安材料は有りますが、来年は狙って写真を撮れる準備を今年よりは出来そうです。

さぁ、来年は天気に恵まれるかな。

 

ということで今回はこれ位で。

ではまた。