どうも、は→とです。
この前書いた記事で、レンズだけ先に届いたので、今日は簡単なレビューです。
中々クセが強く、まだ数日ですが、使いこなせていません。
外観
それではまずは、いつも通り外観から見ていきましょう。
外観はこんな感じ。今回買ったのはXマウント用ですが、色んなマウントのラインナップがあります。
マニュアルフォーカスレンズで電子接点は有りません。F値は4〜22まで。
箱自体は以前購入したLAOWAの9mm F2.8 ZERO-Dと同じような構成です。
いやー、小さい!
この小ささで、12枚もレンズ入ってるそうです。
金属製なので小さいですが重量感が有ります。作りはしっかりしている。
カメラに装着したところ。
この薄さで広角10mmの超広角レンズなのですから驚異的です。
クッキー2枚分の厚みという事でCookieっていう名前が付いているのも納得です。
X-T1桁シリーズだと逆にレンズが小さすぎてバランス悪く感じます。
X-Eシリーズとかに合いそうですね。
レンズの形状上、絞りリングとフォーカスリングの径がかなり違っています。レンズは薄いですが、ファインダーを覗きながらでも手の掛かりの位置関係で、操作を間違う事はありません。
絞りのクリック感はそこそこ硬めです。そのうち緩くなるのかな。
フォーカスリングは適度な重みでスムーズです。
因みに、フォーカスリングを回してもレンズの全長は変わりません。インナーフォーカスで、中のどっかのレンズが動いているんだと思います。
実際に撮ってみて
配達受け取ったのが夜だったので、早速室内で幾つか撮影しました。
ゴースト・フレア耐性は期待してはいけません。
光源が画角内になくてもかなり派手に出てきますね。
室内撮影は要注意です。
色々な角度を試してみて、一番ひどかった時。
相当コントラストも低下します。
ちなみにフードは付属していません。
ゴーストを、F4の時と、F8位に絞った時の比較です。
絞るとかなりはっきりと出ますね。
ちょっと極端ですが、強い光源でこんな感じです。
まぁ、これは流石にこんなもんでしょう。
もう一枚、屋内の写真です。
このレンズは開放F4なので、超広角とはいえカメラ側に手ぶれ補正があった方が良いです。
これは曇り空なので直射日光ではないですが、屋外は幾分マシかな。
コントラストの低下も個人的には許容範囲です。
同じLAOWAの製品で9mm F2.8 ZERO-Dに比べたら露出や色合いはオートでも比較的安定しています。
画像縮小しているので分かりにくいですが、歪曲収差に関しては、それなりに樽型です。
この小ささで、そして電子接点も勿論無いですから、光学性能のみで頑張っている方ではないでしょうか。
周辺減光や角の画質の流れも、それなりといったところでしょうか。
あと使っていて結構失敗が多かったのが、こんな感じで指が写っちゃうことです。
レンズが薄すぎるので、ピント合わせの時のレンズの持ち方が悪いと、指が見切れます。
これ位の持ち方でも、隅辺りは見切れちゃいます。フォーカスリング回す時、手が大きい人は難しいかも。
これは慣れるまで注意が必要かな。
フードあれば多分そんな事無くなると思うので、フレア軽減も含めて、購入しようか迷っています。
追記:購入しました。
そりゃちょっと厚みは増えてしまいますが、こんな感じでフォーカスを回すのにも干渉せず、指が見切れることも絶対に無いので、買って良かったと思います。
フレアは、少しだけ軽減したかもしれません。思い過ごしかもしれませんが。
超広角の為撮影倍率は低い(0.15倍)ですが、最短撮影距離は10cm。
めっちゃ寄れます。
因みにこの写真はLAOWAの9mmのように、ちょっと色が変になってます。Xマウント以外はどうなんだろ。たま〜に赤紫っぽくなりますね。
最後に作例を幾つか
ここまでの写真は全て撮って出しでしたが、ここからはライトルームで弄っています。
使用したカメラはX-T3。
手ぶれ補正が付いていないので、夜景はISO12800の写真ばかりです。ブログ用に画像サイズ小さくしているので画質劣化は分かりにくいと思いますが、やはりこのレンズを使うには手ぶれ補正が付いたカメラを使うべきだと思います。
広角ってどういうふうに撮れば良いか、未だに分からない。
大体こうやって一部寄って撮ります。
ちょっと奥の方の流れている感じが強いですね。
X-T3じゃ手持ちはかなりキツイ。
ピント合わせが悪い上に手ブレしているのもかなり大きいと思いますが、
多分レンズ自体もあまりカリカリした物ではないと思います。
まとめ
やはり魅力は圧倒的な小ささ(僕は市販のフード付けましたが)。
これならどこへでも持って行けます。
使いこなすには少々コツがいりそうです。現代レンズのような優秀さを求める人には、このレンズは合わないでしょう。
例えば標準ズーム域のレンズを1本付けて出掛けて、メインではなく保険としてついでに持って行くのなら、この上ない選択肢ではないでしょうか?
本日はこれ位で。
ではまた。