どうも、は→とです。
前回に続き、レンズレビューです。
思わず買っちゃったレンズですが、買って良かったです。
今回もまずはスペック紹介
100-400mmに続き、今回もまずはレンズの基本情報から
レンズ構成:10群13枚
焦点距離:35mm判換算 15-27mm相当
最大開放:F2.8
最大絞り:F22
絞り羽根枚数:7枚
最大撮影倍率:0.25倍 (W端)
外形寸法:φ72.2mm × 62.0mm (T端)
質量:260g
フィルターサイズ:φ67mm
防塵防滴:有り
手ぶれ補正:無し
こちらもシグマのコンテンポラリーシリーズに分類されるため、画質よりお手軽さを優先したレンズになります。型番のDCは、APS-C用レンズであるという意味。100-400mmはフルサイズ用のレンズをXマウント用にカスタマイズされたものでしたが、今回は初めからAPS-C専用となっています。
過去にレビューしたことある18-50mm F2.8と合わせて、非常に小さいF2.8シリーズとして運用することが出来ます。
というか本当にこのサイズは驚異的ですね。一昔前だったら、考えられない。
タムロンの11-20mmも小さいと思っていたのですが、それを凌駕しながら、広角10mmを達成しています。
最近は手ぶれ補正が付いたカメラが多くなってきたので問題無いと思いますが、このレンズ自体には手ぶれ補正が付いていません。カメラ側に手ぶれ補正がついた奴を選びましょう。
外観レビュー
さて、作例前に、外観も見ていきましょう。
箱は他のシグマのレンズと同じようなデザインです。
いざ、開封です。
デザインはシグマのそれですが、レンズ前面が太い、面白い形状をしていますね。
フードも装着したところ。サイズ感はそれほど変わりません。
シグマはズームリングの回転方向がXシリーズと逆です。「時計周り」という言葉があるように、人間そっち方向の回転に対して数字が増えていくという感覚に昔から慣れてしまっているので、撮影側から見て反時計回りに数字が増えていくシグマのズーム方向は、中々慣れないですね。
レンズにはズームリング、マニュアルフォーカスリングがあるのみ。
シンプルなレンズです。防塵防滴は簡易型かな。
最短撮影距離は11.6cm。ほぼくっついた状態で撮影することになる為、被写体との接触に注意です。
その下にはメイドインジャパンの刻印が。
023は、シグマのエディションナンバーと言われるものです。
「プッシュオン式花形フード」という名前が付いています。従来型の回して取り付けるバヨネット型のフードと比べて薄く作ることが出来るそうですが、脱着にはちょっとだけ慣れがいるかも。
フィルター径は最近人気(?)の67mm。各社意図して多用してくれるのか、フィルター関係が共有できるので好印象です。
個人的にですが、純正よりシグマのリアキャップの方がカッコよくて好き。
このレンズはタムロンの11-20mmと同様、広角側の方がレンズの全長が伸びます。
こちらが望遠側。
基本的にはこの状態で携帯することになると思いますので、他のレンズと併用するときは最初操作性の違いに戸惑うかもしれません。
作例の紹介
そんなに多くはないですが、いくつか実際に撮った写真も紹介したいと思います。
等倍確認して画質を見たりとか、そんな事はしていません。
広角が10mm(35mm換算15mm)というのは、建物や室内撮影にうってつけ。
建築系の仕事をしているからか、建築物に興味があるので昔からこの焦点域のレンズはよく使っています。
作例というより、記録写真ですね(笑)
このサイズなので湾曲は間違いなく電子補正で対応していると思うのですが、写真によってまちまちです。
上の写真は少〜しだけ樽型に見える気がしますが、全く気にならない時もあります。(Lightroomで現像しているので、その影響もあるかもしれません)
F2.8という明るさもあって、暗いシーンでも手持ち撮影可能。更に広角なので、結構遅めでも手ブレしにくいです。しかもこれだけ小型軽量なので、常に携帯して持ち運べます。
もう、良い事づくめです。
もうちょい追い込めば良くなるかもしれませんが、そこまでカリカリの描写にはなりません。
拡大すれば、タムロンの方がちょっと画質は良かったかもしれません(僕の目では、劇的には違いは分からない。何なら気のせいかもしれない)。
光芒は綺麗な方でしょうか?
10mmはパースが強調されて使い所が難しい所もあるのですが、あえて強調して面白い写真を撮ることが出来るので、使っていて楽しいです。
広角レンズで玉ボケ表現とかしないかもしれませんが、若干の年輪ボケと、縁が結構強調されます。あまり綺麗じゃない。
あと、広角レンズは風景写真にも最適ですね。
周辺減光も、個人的には全然分からない。減光は18-50mm F2.8の方が顕著ですね。
広角での最短撮影付近。結構被写体と近い上に広角であるということもあって、パースはかなり付いてしまいます。あまり広角レンズでそんな事する人はいないかもしれませんが、物取りには向いていないかな。
まとめ
総じて大満足(一番はサイズ)です。
最初にチラッと書きましたが、18-50mmと合わせて使うと、10mm-50mmの範囲をF2.8で撮影することが出来る上に操作性、デザインが統一されて、システムとして完成されています。
早く50-140mmのF2.8が出ないかな(出るとは明言されていない)。
今回はこれ位で。
ではまた。