カメライフログ

主に、カメラや写真に関して書いています。たまに、他の事も書いてます。

フジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR レビュー

どうも、は→とです。

 

凄い今更ですが、色々あって、買っちゃいました。

皆さん、これはいい物ですよ(笑)

 

 

はじめに

この記事の為に改めて調べると、これ、2014年11月発売の、もう少しで9年も経つ古いレンズです。

僕がNIKON D90からX-T1に鞍替えしたのは2014年7月なので、Xシリーズを使い始めてすぐには、このレンズが発売されたことになります。

ってかXシリーズ使い始めてもう9年以上経つのか。そら年も取るわけだ(笑)

 

当初は小さいレンズの方がお気に入りで、X-Pro2がメイン機になっていた時期なんかは特に小型単焦点ばっかりで、ズームレンズはほとんど使っていませんでした。

それから中古でX-T3を購入してからシグマの150-600mmを使うようになって、望遠レンズに興味が出てきました。

ha-arrow-to.hatenablog.com

これ買ってから、明るい望遠レンズもずっと欲しいなとはなっていたのですが中々手が出ず…なんせ高いですからね(性能が良いのは分かっている)。

 

なんかシグマが50-140mmのレンズ特許を申請した(いつ発売されるとかそんな噂は無い)とかなんとかあるし、最近初期のフジノンレンズをどんどんリニューアルしている(XF50-140mmがリニューアルされるという噂は無い)のですが、僕は思うのです。

 

 

 

 

「待っていたら、シャッターチャンスを逃してしまう」

 

 

 

 

 

という事でマップカメラで、中古を購入しました。

 

 

スペック紹介

スペックもちょっとだけ紹介します。

レンズ構成:16群23枚
焦点距離35mm判換算 76-213mm相当
最大開放:F2.8
最大絞り:F22
絞り羽根枚数:7枚
最大撮影倍率:0.12倍
外形寸法:φ82.9mm × 175.9mm (W端)
質量:995g
フィルターサイズ:φ72mm
防塵防滴:有り
手ぶれ補正:有り

さすが望遠レンズ、レンズ枚数が多いです。

でも1kg切っているので、機動性は比較的高い方かな。一般的に望遠になる程フルサイズとAPS-Cのレンズのサイズ差は小さくなるとどこかで見た事があるのですが、それでもちょっとだけ小さい方なのではないかと思います。

今は電子補正ありきの超小型望遠レンズも多くなってきた印象ですが、当時は光学補正がメインだったのでリニューアルしたらもう少し小さくなるのかな。

 

あとスペック的な希望としては、個人的にはもう少し寄れる方が嬉しいです。最大撮影倍率0.12倍は少し物足りない。

 

 

レンズ外観

本当に今更のレンズなのですが、外観レビューも一応します。

フード逆付けしていますが、中々の存在感です。半分位フードで隠れます。

今回このレンズ運用にあたり、メルカリでもう一つアクセサリーを購入しました。

 

それがこれ。

雲台をアルカスイス互換で統一しているので、フットスタンドもアルカスイス互換対応品に。

メルカリの品は底面の脱落防止金具が外されていた(その分少し安かった)のですが、僕も無い方が机に置けるので良いかなと思ったので、これにしました。

 

商品が届きました。

これを、純正品と付け替えます。

サイズ感の違い。

アルカスイス対応の為に底面が少し厚いですが、全高はあまり変わらないですね。

 

X-T5に装着してみました。

 

普通「デカっ!」て思うかもしれませんが、僕はシグマの150-600mmを使っているので、「思ったよりは小さっ!」という感想でした。

 

色んな角度から。いや〜、カッコいい!

やっぱ一眼レフ形状のカメラには、大きいレンズが似合います。

 

ノブを回すと、三脚座が回転してカメラを縦構図にする事が出来ます。特にクリック感があるわけでは無いので、レンズにある白いラインを頼りに90度を出します。

 

レンズにはフォーカスリング、絞りリング、手ぶれ補正のON-FFスイッチが。

補助的距離目盛や手ぶれ補正モードスイッチ、フォーカスモードスイッチ等はなく、インナーフォーカスの為ズームロックスイッチも有りません。シンプルなレンズですね。

 

最近のXFレンズにある絞りリングのロック機構は付いてないのですが、結構絞りリングのクリック感が硬めなので、勝手に回ってしまう心配は少ないと思います。

 

僕は以前紹介したサイドプレートを使っているのですが、レンズを縦構図にしても上手い具合にフットスタンドに干渉しませんでした。よく出来てる。

 

 

超望遠とのサイズ比較

あまり参考にはなりませんが、僕が持っている中で一番デカいレンズがシグマの150-600mm  Contemporaryです。

これとのサイズ比較がこちら。

 

遠近法使っても、シグマはデカい(笑)そりゃ望遠域が全然違うから、当然か。

 

特にXシリーズで使う為にシグマにはマウントアダプターを付けているので、さらにサイズ差があります。

 

レンズフードを正しい向きに装着した状態。

 

ズーム状態にしたら、その差は歴然です。

 

 

実際に撮影してみて

それでは、これも今更ですが実際に撮影した写真をいくつか紹介していきます。

忙しくて最近時間が取れないので、夕方に出かけて撮影。

 

APS-CとはいえやはりF2.8は凄いですね。シャッタースピードが稼げます。

 

これも手持ちで撮影。描写性能も高いですね。

 

こちらは広角側の50mmにて。換算76mmなので、個人的には使いやすい画角です。

 

こんだけ強い光源あっても、絵が崩れません。

フレア・ゴースト耐性も強いのかな?

 

こんな環境なので当然開放F2.8で撮ってます。開放からキレキレです。

4020万画素でも解像感は全く問題ないですね。

 

 

日を改めて。鳥に対して換算213mmでは少し足りないですね。トリミングしたら何とかなるかな。

他社と比較したわけでは無いので詳しくは分かりませんが、Xシリーズの中ではフォーカススピードも早いですね。

 

寄った感じではどうでしょうか?これは広角側(50mm)での最短撮影付近です。

真ん中の方の葉っぱにピントを合わせています。

こちらが望遠側(140mm)での最短撮影付近。

上でも少し書いたように、最大撮影倍率は0.12倍なので、少し物足りません。

 

別記事でいつか紹介しようと思っている写真なのですが、出来たとして多分相当先になりそうです。

とりあえず今撮った写真の中で比較的お気に入りな為、先にここに上げておきます。

望遠レンズはこういう圧縮効果が面白いです。

 

まとめ

約10年前のレンズとは思えない高性能ですね。写りとしては未だに最高だと思います。

現代の技術なら、もう少し小さく・軽く・寄れるレンズ作れるのかな。

 

個人的な課題としては、レンズが大きいので今のストラップだとちょっとバランスが悪いことかな。シグマの150-600もそうなんですが、首への負担がキツい。

 

…よし、ストラップも買うかな(笑)