富士フイルムのフジノンレンズは素晴らしい
そう、レンズの性能は素晴らしいのだ。
ただ一つ難点があるとすれば…
高いwww
どうも、は→とです。
茶番からすみません。
誤解の無いようにきちんと言っておくと、
レンズの性能の割にはコスパは良いと思います。
ただ、性能が高いので同じく値段もするのです。
レンズ沼に、もう首くらいまで浸かっているんじゃないかという僕にとって、なかなかお金の余裕がありません。
XFレンズ達は追々レビューを書くとして、本日は中華製のサードパーティーレンズについて書こうと思います。
それがこれ。
Hengyijia(ヘンイージア) 25mm F1.8です。
箱から分かりますでしょうか。中華製レンズですね。
スペック紹介
Hengyijia(ヘンイージア) 25mm F1.8 (黒色)高画質マニュアルフォーカスマクロレンズ Fujifilm FXインタフェースのミラーレスカメラに適用する
- 出版社/メーカー: Hengyijia Co., LTD
- メディア: エレクトロニクス
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品番:H25F18XB1
レンズ構成:5群7枚
焦点距離:25mm(換算約38mm)
最大開放:F1.8
最大絞り:F16
絞り羽根枚数:12枚
最大撮影倍率:0.27倍
外径寸法:φ60mm×33mm
質量:180g
フィルターサイズ:46mm
防塵防滴:無し
手ぶれ補正:無し
電子接点の付いていない、マニュアルフォーカスレンズです。
色々なマウント用が販売されています。今回僕が購入したのはXマウント用。
APS-Cのレンズで25mmって、あまり聞かない焦点距離ですよね。マイクロフォーサーズ(換算50mm)の方が本来の設計だったのかな?(もうちょっと解像範囲広くてAPS-Cでも使えるから、ラインナップにあるとか)
絞り羽根が偶数なのは、昔のキヤノンみたいですね。
先に結論書いておくと、値段の割になかなかの性能です。
完璧とはいきませんが、良い点のほうが多く、相当気に入りました。
(追記)
ネットで色々調べていると、同じスペック・外観のレンズが他のメーカー名で出ているようです。
これは七工匠。
これは7artisans(七工匠と違うの?英語表記と中国語表記の違いじゃ無いの?)
(追記)同じ会社みたいですね。2種類の表記で出てくるのは謎ですが。
サインソニック 25mm f1.8 MF レンズ ソニーEマウント用 NEX α6000 マニュアルフォーカス
- 出版社/メーカー: サインソニック(SainSonic)
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これはサインソニック
これはPergear。
多分、全部性能一緒です。
そもそも、何で買ったの?
そこから(笑)
値段は勿論ですが、今既に純正XFレンズもそこそこ持っているので、絶対に必要だったわけではありません。
でも、MFレンズってよくないですか?
あの不便さが、逆に良い。
あと、僕はカメラが好きですが写真はヘタクソなので、カメラの基本を学びたいという意味でも、MFレンズが欲しかったのです。
今の時代、純正のMFレンズは希少種。フジノンには当然ありません。
えっ?だったら、AFレンズをMFで使えよ?
おっしゃる通りwww
フォーカスリングの操作感が心地よい
大抵そうなのかもしれませんが、富士もレンズのマニュアルフォーカスは、「バイワイヤ」と言って、モーター駆動により行います。
初めから電子接点もないマニュアルフォーカス専用のレンズは、リングの回転がそのままヘリコイドの動きに直結しているので、操作感が全然違います。
これが、MF専用レンズが欲しかった理由の一つです。
かっこいい
個人的主観ですが、MFレンズの方が、かっこよくないですか?
距離指標、被写界深度メモリ、絞り値、色んな数字が書き込まれていて、如何にもメカメカしくて…
フォーカス用モーターも手振れ補正機能も何も付いていないから、無駄なくコンパクトに出来ています。
買った一番の理由はここかも。
何も足さない、何も引かない。(某ウイスキー)
うん、かっこいいwww
専用マウントのサードパーティー製レンズ
Xマウントはフランジバックが短いので、マウントアダプターを使えば使えるMFレンズはいくらでもあります。
でも、マウントアダプターって、かっこいいですか?僕はあまり好きじゃないです。間延びしたような感じになるし、一体感無し。
その点専用レンズは無駄なデザインがなくていいですね。
小型軽量なのに明るいレンズ
似た画角の、XF23mmF2とのサイズ比較です。かなり短い。
大きさとしては、XF35mmのF2と同じような感じでしょうか?画角的にはXF23mmのF2が近いですが、それと比べて小さく、そして明るいです。
フォーカスリング、絞りリング共にクリック感はなくヌルヌル動きます。
絞り羽は12枚もあります。めちゃくちゃ円形に近いですね。
寄れる
最短撮影距離は18cm。XF23mmF2 R WRは23cmなので、それより寄れます。
しかもXF23mmは最短撮影距離付近の解放描写が酷いので、描写力もこっちの方が優れています(後に書きますが周辺除く)
すげー、中華製
開封及び実際に装着してみて(外観)
さっき既に比較写真で取り出しちゃってますが、開封して紹介していきます。
なんか不思議な箱に入っていますね。偏見かもしれませんが、お茶っ葉とか入ってそう(笑)
早速開けていくと、箱の中はこんな感じです。
フードは他社製品?っぽいものが入っています。
前玉が奥の方に有りますね。これ、もっと小さく出来たのかな?
スペックで書いたように絞り羽は12枚。
最大絞りの状態です。
X-Pro2に装着してみました。
色々なアングルから。
めっちゃ美しくないですか?
まるでX-Pro2にはこのレンズが純正なんじゃないかと思えるくらい。このレトロカメラ感が素晴らしいです。
純正レンズもそうですが、やっぱり小型のレンズは一眼レフスタイルよりレンジファインダースタイルの方が良く似合うと思います。かっこいいってだけで、撮る気分が高揚します。
このレンズならX-Pro2やX-T2だと、電源を入れる前から焦点距離、絞り、シャッタースピード、露出補正、ISOといった撮影要素が確認できます。
撮影の基本を学ぶのに、こんなにふさわしいカメラがありますでしょうか?
富士フイルム最高www
実際に撮影してみて(描写レビュー)
前置きが長くなりましたが、実際に撮影してみました。
外出する前に、まずは1枚。
うん、前後のボケも悪くないですね。後ろボケの方が綺麗。先ほど書いた寄れるという点も含めて、テーブルフォトにも十分使えます。
太陽に向かって。ゴースト・フレア等はこんな感じ。
隅の減光気になりますか?撮影条件によってはぼちぼち出てくる感じですかね。
安い割にはすごい性能ですね。この写真じゃ分かりにくいですが、コントラストの低下もあまり感じられません。
解像度はめちゃくちゃ高いです。開放でも高いですし、少し絞れば中央部はキレキレです。
色乗りもしっかりしていて、これが1万円前半のレンズなんて…
湾曲については、若干の樽型かな。
当然電子補正がないので、光学のみでこのレベルなら、大体の用途では十分な気がします。
べた褒めですが、一つだけ悪いところも。
上の写真の左下部分を、等倍拡大したところです。
周辺描写ですが、大体きれいなのですが、角が突然、完全に流れてしまっています。
「センサー長辺の範囲ギリギリで設計しているのかな?」
ってくらい劇的に画質が落ちるので、風景写真等で隅々まで高画質な絵が欲しい人にとっては、いただけないかもしれませんね。
多分、こういうこと?違うかな?
もしこれが合っているのなら、本当に本来マイクロフォーサーズ用のレンズなのかもしれないですね。
でも、アスペクト比16:9にして流れてる部分を少なくしたり、少しトリミングするだけでも切り飛ばせますので、使い方かな。
僕はもともと絞り解放付近を使いたがりな人で、そもそも角にピント合ってる写真があんまりないので、全然気にならない(笑)
まとめ
色々書きましたが、かなりお買い得なレンズに大変満足しています。
同じシリーズで、もっと望遠域出ないかな…
MFレンズなので万人に勧められるわけではありませんが、もし興味があるなら一考の価値あり。フジユーザーにとっては、失敗したと思っても損害はすくないのでは…?
さて、これで写真の勉強になるかな~
それでは本日はこれ位で。
ではまた。