カメライフログ

主に、カメラや写真に関して書いています。たまに、他の事も書いてます。

香川県高松市にある屋島山上交流拠点「やしまーる」の魅力

どうも、は→とです。

 

3月下旬に、香川県高松市にある屋島山上交流拠点施設「やしまーる」に行ってきました。

岡山を離れるということで、最後に行きたい所を考えて、香川にしました(笑)

まぁ、大阪からだと香川へ行くには、岡山より更に時間が掛かるので…。

 

持って行った機材はX-T5と、

SIGMAの18-50mmと(いつになったらXマウントの在庫復活するんだろう)、

LAOWA 10mm F4にしました。

それでは、紹介していきます。

 

その他のおでかけ記事はこちらから

ha-arrow-to.hatenablog.com

 

 

「やしまーる」とは

 

まずはどんなところかの紹介です。

 

「やしまーる」は「屋島山上交流拠点施設」という名前通り屋島の山上にあります。麓の屋島神社には徳川家康を祀っているそうです(藩祖が家康の孫なんだって)。

 

屋島の観光客減少を受け、来客者数の上昇の為に去年の瀬戸内国際芸術祭に合わせオープンした施設です。中にはホールや展示スペース、飲食・物販スペースがありますが、中にあるものというより、建物自体がメインですね。

 

テレビでオープンしたニュースやっていて、その時に「SANAAの建物みたい」と思って記憶に残っていました。設計者は周防貴之さんという方。調べてみると、本当にSANAAに勤務していたみたいですね。なるほど、既視感。

 

すみません建築系以外の方には何言ってるか分からないと思いますが、ちょっとだけ紹介するとSANAAって、こういう感じの建物を設計している事務所です。

(勿論下記以外のテイストの建築物も有ります)

何となく、分かりますかね?そうしましたら、岡山から出発です。

 

 

辿り着くまで

毎回瀬戸大橋を渡る時は与島PAで一旦休憩します。今回は天気悪かったので、写真1枚だけ撮って、さっさと四国へ上陸しました。

写真を撮るのを完全に失念していたのですが(上の写真の通り、雨で余裕が無かったからだと思います)、屋島山上観光駐車場という所に車を停めます。

駐車料金は300円です。

やしまーるへの看板が立っていたので案内通りに歩くと、ここに辿り着きました。

 

屋島寺です。四国八十八ヶ所霊場の八十四番目です。

麓に神社があって、山上にお寺があるって面白いですね。

 

いや、そんなことより、やしまーるに行きたかったのに、途中で道間違えたかな。

 

でも脇道にそれる所は閉まっていたので、ここ以外にいける所がなかったんだけどな。

道が合っていると信じて、先に進みます。

 

平屋をぶった斬ったような変わった建物ですね。「屋島寺宝物館」というそうです。

でっかい不思議な形の鯱鉾(しゃちほこ)が付いていますが、彫刻家の藤本良和さんという方の作品だそうです。

最初の瀬戸大橋の写真の左の方に、モニュメントみたいなの写っているの分かりますでしょうか?

 

 

これ。これを作った方だそうです。

 

 

狛犬でも狐でもなく、狸がいました。案内文を見ていると「太三郎狸」という名前だそうです(向かって左側の狸)。

日本の三名狸(そんなのがあるんですね)の一匹(?)とのことで、この案内文には書いていませんでしたがウィキペディアによると「平成狸合戦ぽんぽこ」に出てくる「太三朗禿狸」のモデルになったとのこと。

 

夫婦円満、家庭円満、縁結びの神とされる。というところまでは分かるのですが、

 

また商売繁盛、水商売の神でもあり、子宝や福運をもたらすといわれる

 

って欲張りすぎじゃね?

 

神社を抜けると、また道がありました。なるほど、神社を通り抜けるようになっているんですね。神社内にやしまーるへの道順を書いた看板を見つけられなかったので、ちょっと分かりにくかったです。

 

雨が滴る桜も綺麗ですね。

 

360年近く前に植えられた桜。植物の歴史はすごいです。

 

茶屋に着きました。こちらも周防貴之さんが改修の担当をされたそうです。

 

1階と2階で、デザインが全然違う。

 

 

「やしまーる」を色んな所から

さぁ、やしまーるに辿り着きました。

なんか凄い変わった建物です。曲線だらけ。めっちゃ写真撮ったので、撮った順番じゃなくて部位事に見ていきます。

 

 

外観

まずはやっぱり外観から。

 

凄くうねうねしているので、撮る向きによって色んな表情になります。

 

あんまり調べずに来たんだけど、どこからのアングルがベストポジションだったんだろう。

 

入り口は2箇所有ります。

 

高低差があったりうねうねしていますが、一部除き大体ぐるっと一筆書きに輪を描くような建物になっています。

 

屋根に変わった部材が使われています。

 

なんと

 

庵治石(あじいし)という花崗岩の一種で、香川県高松市東部の庵治町(あじちょう)・牟礼町(むれちょう)でのみ産出される、墓石材として世界一と称される高級石材で出来ているそうです。調べたら「花崗岩のダイヤモンド」とまで書かれていました。

 

そんなものをオーダーメイドでとんでもない枚数使うなんて、一体いくら掛かってるんだろう…

 

 

下から

浮いている部分があるので、建物を下から眺めることが出来ます。

 

こんなスラブ厚と柱の本数で構造もつんですね。面白い。

 

 

内部

次は建物内です。

基本的には、回廊みたいな、何も無い空間が多くを占めています。

 

中もシンプルなデザイン。

 

パノラマ展示です。扉等はありません。緩やかに仕切られている感じです。

 

壁がほぼガラス張りなので、中と外の境界が曖昧な空間です。その辺はSANAAの建築とよく似ている。

 

メインエントランス付近。

 

トイレです。ここだけ行き止まりの構造になっています。

 

上から見ると、本当に直線が無い。どうやって施工図面作られているんだろう。

 

雨が降ったり止んだりだったのでガラスが濡れています。山なので霧(雲?)も凄かったり晴れたりです。

 

一つとして同じカーブの場所がない。

 

21世紀美術館のガラス1枚の値段が凄い高いって聞いた事あるのですが、多分ここもなんだろうな。

 

ここはベランダです。

 

 

スナップ

内部にあまり物が無いのですが、いくつか紹介。

平面図です。アメーバみたい。

 

ちょっとだけこんな感じで展示物が置かれています。

 

 

トイレの看板も、必要最低限。でも、誰でも分かります。

 

物販スペース。

 

ここはカフェスペース。

 

椅子は床自体が斜めになっているので、それに合わせて作られています。

 

これも斜めの場所に立っているから、多分ですが足の長さがそれぞれ違います。

精巧な椅子です。

 

 

展望

さて、既にちょっと写真には写っていますが、山の上なので、高松市が一望できます。天気が良ければ。

霧のような雲のような物の切れ目が出来たタイミングで撮影。

 

これはこれで、綺麗です。

 

目まぐるしく天気が変わっていました。

 

動画も撮ったのですが、はてなブログで投稿するような技術は有りません。1分位でサーっと雲が消えていく感じは、凄かったです。

 

 

帰りにちょっと寄り道

さて、一通り写真を撮って満足した所で、下山します。

 

まだ時間有ったので、麓の施設もちょっとだけ寄ります。

 

神社は見だしたらキリがないかなと思い、パスしました。

 

隣にあるのは、四国村ミウゼアムというそうです。

江戸時代から大正時代にかけての歴史的建造物が展示(?)されています。

 

この建物は四国村のエントランス。これ自体は歴史的建造物ではありません。

「おやねさん」というそうです。

 

確かに屋根の主張が激しい。

 

これはリノベーションされたのかな。

 

うどん屋さんになっていました。

 

こちらは四国村カフェ。

 

関西人なので「神戸の異人館みたいだな」と思っていたら、なんと本当に異人館のひとつだったものを移築したんだそうです。有形登録文化財です。

 

他にも沢山の建造物があったのですが、これも全部見たらかなりの時間になりそうだったので、これくらいにして岡山に帰りました。

 

まとめ

さぁ、これでいよいよ岡山に住んでいた時の写真は終わりです。

これからは新天地の写真の紹介になります。いつ頃記事にできるかな。

 

本日はこれ位で。

ではまた。