カメライフログ

主に、カメラや写真に関して書いています。たまに、他の事も書いてます。

FUJIFILM XF30mm F2.8 R LM WR Macro レビュー

どうも、は→とです。

今日はX-T5と同時に注文した、XF30mm F2.8 R LM WR Macro(以下XF30mm)を紹介したいと思います。

 

焦点距離で標準域のマクロレンズです。フジノンレンズとしては最初に60mmのハーフマクロが出て、その後80mmのマクロ、そして今回が3本目のマクロレンズですね。

 

フジノンレンズは機能が付加されると名前が長くなりがちなのですが、F2.8の開放F値までは分かるとして、

R … 絞りリングが付いている。Ringということでしょうか?

LM … オートフォーカスの駆動方式がリニアモーター。Linear Motorなのでそのまま。

WR … 防塵・防滴仕様。WaterかWeather Resistantの略だと思います(Weatherかな)。

Macro … マクロレンズ。これもそのままですね。

という意味があります。

他にはフジノンレンズはOIS(Optical Image Stabilization) … 手ブレ補正の記号もあるので、このレンズは絞りリングが付いてて、めっちゃ早いAFがあって、防塵・防滴で、マクロで、手ブレ補正は無いという事になります。

 

富士フイルムの最新レンズ、どんなものか、早速見ていきましょう。

 

 

外観

まずはいつもの、箱から出した所。

結構箱がデカめです。もっと小さくて良いのに。

レンズフードも付いています。結構大きめです。

 

ロードマップ的にはマクロに分類されるのですが、形状はコンパクトプライムシリーズと似ています。XF23mmF2とXF50mmF2と比べるとこんな感じ。少し大きめです。

 

前玉は小さめ。

一番残念な部分。白い文字がめっちゃ主張してます。XFの赤とかも本当要らない。

正直かなりダサいと思います。

最近のレンズは絞りリングにオートのロック機能が付いています。咄嗟の時に迷う時はありますが、勝手にオートから変わっているという心配が無くなるので良いと思います。

 

古いカメラですが、X-E2に装着した所。フードが大きいので、結構長くなります。

横からだとこんな感じ。

 

ワーキングディスタンスが最短約1.2cmって、こういう事です。当然フードは付けられません。レンズ自体の影も気にしないといけません。近いので、被写体の歪みも撮る物によっては気になる所です。

でも普通に撮っていて、寄りすぎてピントが合わないなんて事はないという見方もできます。

リニアモーターも付いているので、咄嗟のシャッターチャンスに強いレンズでしょうね。

 

 

実際に撮ってみて

それでは撮影した感じのレビューです。

折角のマクロレンズなので、まずは接写から試してみたいと思います。

上の写真にもあったトミカを撮ってみました。当然トミカなのでおもちゃなのはすぐ分かりますが、画角とか、実車を撮る時と変わらない位の感じで撮れるのは、正直凄いですね。

ただそれは、目一杯絞った時のみの話です。因みにF22まで絞りました。

 

F2.8で撮るとこうなります。マクロ撮影なのがすぐ分かります。

ピントが劇浅ですね。TRUENOのNにピントが合っていて、隣のEとOは既にボケ始めています。ボケ自体も個人的には自然な感じで好きなのですが、どうでしょうか?

因みに、オートフォーカスでちゃんと撮れました。最近の富士フイルムは凄いですね。

 

TRUENOの文字が如何に小さいか、比較用にSDカードを傍に置いてみました。正直肉眼ではあまり見えないサイズです。それが1文字隣でボケ始めるわけですから、限界まで近づく時にはある程度絞らないと何撮ったか分からなくなりますね。

 

 

これは何を撮った物でしょうか?

 

 

 

 

しょうもない内容ですみません。キイロイトリの鼻の辺りですね。こういう遊びが出来るのも、マクロレンズの楽しい所です。

さすがX-T5と同時に発売されたレンズ、ピントが合っている場所は高画素機でも十分解像してくれます。

 

完全にレンズの影に隠れてしまったので、斜めにして光を取り入れた、の図です。レンズの端は、封筒にくっついています。

本気で超接近のマクロを撮りたい人にとっては、要注意ですね。

街中でも、普段はこんな所まで寄れなかった、という所まで寄れるので中々新鮮です。

料理だったら、XF35mmの方がF1.4まで絞りを上げれるのとふんわり描写が被写体に合っているのではないかと思います。

 

フルサイズ換算45mmは、個人的には結構使いやすい。標準域なので、1本でも困ることがあまり無い。

描写もハイライトからシャドーまで、しっかり描写してくれます。これはボディによるところも大きいかな。

水曜どうでしょう 2(違う)

 

夜間撮影でも、F2.8あればシャッタースピードは十分です。ただしボディ内手ブレ補正が無いと、流石にISOは上げないといけないと思います。これはSS1/10で、ISO1600です。

これ位電気がある場所ならSS1/30で、同じISO1600です。

これ位でSS1/20でISO1600。F2.8の絞り開放でも十分な描写力ですね。


まとめ

個人的には、全てがハイレベルで、クセがない優等生レンズですかね。

XF35mm F1.4のような他にない優しい描写もなければ、XF90mm F2のような隅々までカリッカリという訳でもない(でも4020万画素に対応しているので十分解像度は高いです)ので、XF30mmといえば、と言われればパッと思いつかないのですが(マクロです、は除く)、何にでも対応出来るレンズだと思います。

というか、これ買ってXF23mmとXF50mmを手放しました。

SIGMAの18-50mm F2.8と合わせて、長く使っていけそうです。

 

本日はこれ位で。

ではまた。