どうも、は→とです。
※今回、レビュー記事を2本同時に公開しております。また、一部文章も共有している所がありますのでご了承下さい。
今回、ずっと気になっていたのですが、ついに購入することになったこのペンを紹介したいと思います。
それはラミーのこちら
購入してそんな経っていないのですが、買った時から何故か5,000円近く高くなってる…
scala(スカラ)は万年筆、ボールペン、ローラーボール、シャープペンシルが発売されており、これは最後に発売されたシャープペンシルです。
それ以外のペンの紹介はこちらから
それでは早速、紹介していきましょう。
商品概要
まずはいつも通り、商品概要から
品番:L180
色:マットブラック
材質:ラッカー仕上げステンレス(ボディ)、クローム仕上げステンレス(クリップ)
方式:ツイスト式
芯:0.7mm
ラミーの高級シリーズの中でも2000やステュディオと違いシンプルな直線が美しいシリーズ。
良く知らないけどジーガーデザインという有名なデザイン会社が手掛けたものだそうです。
車に代表されるように工業製品は、欧州ではドイツが非常に有名なところが多く、筆記具もファーバーカステル、カヴェコ、ラミー 、モンブラン、ペリカン、ロットリング 、ステッドラー と、日本でも簡単に入手できるメーカーが揃っています。
今回そんな中から紹介するラミーは、高級ラインから比較的お手頃な価格も揃っている、(個人的に)超優良メーカーです。インクを除いてね。
僕もデザインは気に入っていて、ラミーはいくつか持っています。
スカラは2012年に万年筆とボールペンが発売され、その後、ローラーボールペン、さらに後にシャープペンシルが発売されました。
シャープペンシルまで含めた全4種が揃っているのはラミーの中でも希少なラインナップです。
一つ一つ、詳細も見ていきましょう
開封と詳細
ラミーには箱にも何種類かあるみたいで、これは高級シリーズに採用されている箱。
中も比較的シンプル。その気になれば3本用のペン入れとしても使おうと思えば使えます。
取り出したところ。
試しにもう1本のスカラを入れてみました。使う使わないはともかく、こうやって見るとペンケース含めて美しいですね。
スカラ共通の直線的なデザインがよく分かります。マットな質感も、凄くいい。このシャープペンシルは珍しく回転繰り出し式の為、ボディの黒い部分に分割ラインがありますが、作りが精巧な為、あまり気になりません。
天冠部分には、小さく「7」と書かれてあります。あれですね、多分ペンケースにスカラ4種類全部入れていても、天冠部見れば何のペンか分かる様になっているんですね。
万年筆とローラーボールが同じ位の太さでキャップ式なのですが、ローラーボールだけ窪みがあって、ボールペンとシャープペンが同じ様な大きさで、シャープペンの方に数字が書かれているという。
ちなみにこうしてみると、随分太さが違いますね(まぁ片方はキャップなので、仕方ありませんが)。
クリップに掘り込まれたLAMYの文字。因みにデザインはLAMY 2000と似ていますが、こちらの方がクリップは大きく開きます。
スカラのローラーボールと並べてみた所。シャープペンシルの方が、一回り以上小型です。
使いやすさについて
このスカラ、万人に勧められるペンでは有りません。
僕は総合的にみると良いなと思っているので愛用することになったのですが、クセが強いのは事実ですし、100点では有りません。
何を重視しているかによってかなり評価が分かれると思いますので、主だった特徴を見ていきたいと思います。
金属製で少し太くて重い
日本製で素晴らしいシャープペンシルは一杯ありますが、僕にとっては細軸に感じる商品が多いです。また、僕は金属の重量感があるペンが好きなのですが全体が金属製のシャープペンシルはそれほど多くないので、いまいち合わないなぁって思うことが多いです。このスカラは経が10mm(本当は12mm位が理想)あって比較的持ちやすいのと、金属製の為重みでスラスラ書けるので非常に気に入りました。勿論人によってはデメリット。
芯の出方が独特
先程も少し触れた様に、スカラの芯の出し方は回転繰り出し式を採用しており、軸の繋ぎ目の部分を少し回転させて、芯を出します。ギミックはしっかりしていて高級感があるのですが、ボールペンと違い、芯が短くなったら都度この行為を行わないといけないので、書く作業が中断されてしまいます。この辺はノック式や振って芯が出るタイプの方が圧倒的に早くて便利。なんだったら最近は自動芯繰り出し機能が付いたシャープペンシルもありますからね。ちなみに芯出しは片手では困難です(出来なくはないですが)。
きっとこれは人によっては最高にストレスになってしまうと思います。僕はこの所作が逆に気に入っているのと、この機能の為ノック部がないというデザインがかっこいいと思っているので、プラスに捉えています。やっぱりデザインは大事。
あと、
1回繰り出した時。結構少ししか出ません。
2回繰り出した時。結構出ちゃいます。これは気になる。間無いんかい。
芯の補充方法が独特
更に、シャー芯を補充する為には、結構分解もしないといけないです。これは頻度は多くないので僕は全く苦にならないですが、人によっては気になる所かな。あと、(あったとしても使わないけど)消しゴムは内臓しておりません。
後部を引っ張って外します。この状態でも穴が空いているので芯を入れることは可能(おみくじのように穴が小さいので、ちょっと出す方は面倒)。
もういっちょ外すと、簡単に芯を取り出すことも出来ます。
ちなみに内部はさらに取るとこんな感じ。
重心の位置が独特
上の写真を見て貰えば分かる様に、ペンの重心がかなり上の方にあります。低重心大好きな人には、合わないでしょうね。僕にとっては、愛用しているロメオNo.3のように比較的高重心のペンの方が最近は取り扱いがしやすいので、これはメリットです。
こんな感じで、重心が丁度指の付け根位に来る。個人的にはこれがかなり書きやすい。
芯経が0.7mmのみ
日本では0.5mmのシャー芯経が主流です。それに対してスカラは芯径が0.7mmのみなので、これも人によってはあわないです。
じゃあ何でこれを気に入っているかというと、大人になってからシャープペンシルって出番が少なくなって、何か書き物をするときは、僕は大体ボールペンなんですよね。どんな時にシャープペンシルを使うかというと落書きや下書き的な、ラフに書く時に使用することがほとんど。そんな時には0.5より0.7mmの方が合っていると僕は思っています。
持つところからペン先までが長い
先端のシルバーの部分が長いです。比較しているのはカヴェコスペシャルですが、多分日本製のシャープペンシルの殆どより、長いです。これも緻密な字や線を書こうとする人には、違和感かもしれません。多分、筆記体ですらすらとアルファベットを書くのに適しているんだろうな。僕は上記の様にラフに書くために使用するので、こっちの方がペンを走らせやすくて好き。
まとめ
とまぁかなりクセ強シャーペンですが、日本ではそんなに紹介レビューの記事も多くないので、興味がある人や購入を迷っている人の参考になれば幸いです。
よければ、ローラーボールの方の記事も見てね。
それでは本日はこれ位で。
ではまた。