どうも、は→とです。
※今回、レビュー記事を2本同時に公開しております。また、一部文章も共有している所がありますのでご了承下さい。
今日は、(買ってから随分日が経っているのですが、紆余曲折を経て)メインペンとして使うことになったので、これを機に紹介したいと思うものがありまして。
それはラミーのこちら
scala(スカラ)は万年筆、ボールペン、ローラーボール、シャープペンシルが発売されており、その中のローラーボールです。今手元には、このローラーボールとシャープペンシルがあります。
それ以外の商品の紹介はこちらから
あと今回は、(おそらく皆んな思っているであろう)リフィルの互換性について、書いていこうと思っています。
商品概要
まずはいつも通り、商品概要から
品番:L380
インク:水性
色:マットブラック
材質:ラッカー仕上げステンレス(ボディ)、クローム仕上げステンレス(クリップ)
方式:キャップ式
リフィル:LM63
ラミーの高級シリーズの中でも2000やステュディオと違いシンプルな直線が美しいシリーズ。
良く知らないけどジーガーデザインという有名なデザイン会社が手掛けたものだそうです。
車に代表されるように工業製品は、欧州ではドイツが非常に有名なところが多く、筆記具もファーバーカステル、カヴェコ、ラミー 、モンブラン、ペリカン、ロットリング 、ステッドラー と、日本でも簡単に入手できるメーカーが揃っています。
今回そんな中から紹介するラミーは、高級ラインから比較的お手頃な価格も揃っている、(個人的に)超優良メーカーです。インクを除いてね。
僕もデザインは気に入っていて、ラミーはいくつか持っています。
スカラは2012年に万年筆とボールペンが発売され、その後、ローラーボールペン、さらに後にシャープペンシルが発売されました。
シャープペンシルまで含めた全4種が揃っているのはラミーの中でも希少なラインナップです。
それでは一つ一つ、見ていきましょう
開封と詳細
ラミーには箱にも何種類かあるみたいで、これは高級シリーズに採用されている箱。
中も比較的シンプル。その気になれば3本用のペン入れとしても使おうと思えば使えます。
取り出したところです。個人的にはこのデザインめっちゃ好きです。マットな質感も、凄くいい。
天冠部分には、小さな窪みがあります。シャープペンシル買ってから意味に気付いたのですが、あれですね、多分ペンケースにスカラ4種類全部入れていても、天冠部見れば何のペンか分かる様になっているんですね。
万年筆とローラーボールが同じ位の太さでキャップ式なのですが、ローラーボールだけ窪みがあって、ボールペンとシャープペンが同じ様な大きさで、シャープペンの方が天冠に「7」って書いています。
こんな感じです。ちなみにこうしてみると、随分大きさが違う。
ペン尻の部分も至ってシンプル。でも、高級感があっていいですね。
クリップに掘り込まれたLAMYの文字。因みにデザインはLAMY 2000と似ていますが、こちらの方がクリップは大きく開きます。
デザイン的に、どこ握るのが正解なのでしょうか?黒い部分を持つとペン先から大分離れてしまうので、多分シルバーの部分を持つ方が正解だと思います。
めっちゃ指紋付きます。
書き味及びリフィルの交換について
初めから入っていたリフィルは青色でした。
はっきり言ってラミーのボールペンは日本語を書くには向いていません。今回紹介しているのはローラーボールなので油性インクと比べて相当マシですが、それでも最初の方のインクフローは悪く、かすれる事があります。暫く細めの線だなぁって思うことがあっても急に太字になったり、とにかく安定しません。そこで、今回はリフィルを変えて使用することにしました。
ラミーの純正リフィルはLM63。よくネットで紹介されている、サファリやアルスターのリフィルアダプターはスカラでは使えません。
これ。書いてある様に、あくまでサファリとアルスター専用です。僕もサファリでこれ使っているので流用して一度入れようとしてみたのですが、先から見て2個目の段差の部分が引っかかって、最後まで入りませんでした。
そこで、国産リフィルで互換性がないか試してみることにしました。
今回紹介する方法は結構簡単ですが、興味がある方は、自己責任にてお願いします。
さて、同じLM63を別のリフィルに変えようとしたことがある人なら知っているかもしれませんが、このLM63、通称C-300という国際規格ISO14145に似た形状をしています。ネックなのが、「似ている」という部分で、一緒では無いんですね。
具体的には、LM63は国際規格より「長い」。つまり、リフィルのお尻の部分を底上げすれば、うまく使えることになります。
ということで、替えのリフィルで僕が選択したのは同じくC-300に似た三菱鉛筆のUMR-82。シグノで使われるやつですね。
シグノの芯は色々な太さや色がありますし、多分、他の会社のISO14145規格のリフィルも今回の方法で装着することは出来ると思います。
リフィルの長さの違いはこんな感じ。純正リフィルの大体青色のプラスチックパーツ分、差があります。
ホームページには粘土的なものやネジを使って長さを調整する方法が紹介されていましたが、リフィルが無くなるたびにまた調整するのが面倒なので僕は、スプリングを使うことにしました。ノック式のボールペンに、大体付いているやつです。安いやつや、もう使わないペンが手元にあれば、それを流用しましょう。
こんな感じでスプリングを先に入れてからリフィルを押し込みます。伊東屋のITOYA110ペンジャケットみたいな方法ですね。
うまくいきました。ちなみにスプリングがかなり押し込まれているからか、ペン先がバネで引っ込んだりとかも無いです。
めっちゃ細いのは芯径によるものですが、さすが国産リフィル。なめらかさは抜群です。かすれの心配も無く、書いていてもガタつきは全く有りませんでした。
まとめ
リフィルを変えることで、一気にメインペンに昇格したスカラ。これからはどんどん酷使していきたいと思います。
よければ、シャープペンシルの方の記事も見てね。
それでは本日はこれ位で。
ではまた。