ピンポーン
「はーい」
「郵便でーす」
ガチャ
「印鑑かサインをお願いします」
ドン
ドドン
はい買っちゃいました、今度はレンズ2本です。
買った物
どうも、は→とです。
以前紹介したHengyijia 25mm F1.8が小さいのに写りもよく、今も気に入って使用しています。
一つだけ個人的な悩みがありまして、それは画角がちょっと苦手な点。
APS-Cの23mm前後はフルサイズ換算で35mm辺りになりますので、汎用的な画角で、人によってはこれを標準レンズと言うんじゃないかな。
大体のものは撮れる優等生ですが、若干広角寄りという印象があり、構図を決めようとすると不必要な物が写りやすい。
素人の僕はもうちょい望遠よりの方が作品作りがしやすいので好きでして…
35mm(換算50mm付近)とか、場合によっては56mm(換算85mm付近)とか。
純正のXFシリーズの場合、35mmF1.4を1本か、23mmF2と50mmF2の2本の構成のどちらかで出かける事が多いです。
同じような構成で運用したくて、25mmは23mmに近いので、じゃあ35mmと56mm付近でいいのないかなぁ…
で、また探しましたよ中国製。
今回紹介するのはこの2本。
7artisans 50mm f1.8 レンズ レンズポーチバッグ同梱 手動フォーカスプライム固定レンズ (Fujiマウント)
- 出版社/メーカー: 7artisans
- メディア: エレクトロニクス
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7artisans(7職人とか7工匠と書いていることもあり)というメーカーらしいです。
(追記:最近は、7artisansか七工匠で書かれているのが多いかな)
本気撮りとかシャッターチャンスを逃したくないときはAF付きの純正レンズが一番ですが、散歩レンズは可能な限り小さく・軽い方が良く、そして勉強のためにもMFレンズが理想。色々調べてたら、安くて理想に近いこのレンズが出てきましたので気付いたらポチっとな。
純正は高いので、中国製は貧乏人には本当に嬉しいです。
今回は2本一気に買いましたので、まとめて紹介します。
まずはじめにおまけ
別に欲しかったわけではありませんが、レンズ買ったらポーチとクリーニングキットが付いてきました。さっきの写真で2つずつ付いていた奴です。
よく見るよれよれの普通のポーチですが、中は触り心地が良く、クッション性もそこそこありました。使わないけど。
同じくよれよれの一般的なクリーニングクロスと手袋と、奥の赤いのはブラシです。
まぁ、こんなものさ!
開封
7artisans 35mmF1.2 外観
さてそれでは早速、まずは35mmからいってみます。
箱の中には、レンズポーチと、中国語と英語で書かれた取り扱い説明書と、保証書(検査証?)かな?
レンズのお出ましです。金属製で結構重みがあります。
絞りリングのギザギザの部分が、傷とまでは言わないけどなんか微妙な仕上がり。どうせガシガシ使う予定なので、気にしないけど。
FX mount??一瞬ニコンのFXフォーマットが頭をよぎり、恐る恐るX-Pro2に装着しましたが、問題なく付けれました。
多分、"F"UJIFILMの"Xマウント"とかそんなところでしょう。リアキャップはめちゃくちゃ緩く、簡単に外れますが、XFシリーズのレンズにはぴったしだったので、レンズ側の問題だと思います。
7artisans 50mmF1.8 外観
次に、50mmの方。
構成は一緒ですね。ここから先は、まとめて話したい事が多いので、箱は一旦置いておいて、見比べながら説明をしたいと思います。
誰か教えて
…えーとですね、これ、本当に同じ会社の製品なのでしょうか?
Hengyijia 25mm F1.8の時も、全く同じ商品が別の社名で出ていたので、製造元が別にあって、それを7artisansという会社が販売しているのでしょうか?
まず金属の質感が全然違います。
50mmの方がマットな感じで、多分アルミ素材ですね。
35mmは別の金属なのかもしれません(追記:少なくとも鏡筒はアルミ製のようです)、結構ずっしりした印象。
光沢もあり、塗装レベルはだいぶ違いますがX-Pro2本体と同じような黒です。
数字のフォントも違いますし、マウント部の作りも違う。
フロントキャップも50mmは一般的なプラスチックのキャップに7artisansの刻印があるものですが、35mmは金属製のフタのようなキャップでした(高級感はありますが、掛かりがほぼ無く、めちゃくちゃ外れやすいです。すぐ無くなりそう。)
なにより、気付きません?
フォーカスリングの回す方向が違うじゃねーか
レンズを前から見た場合、35mmが時計回りで望遠になるのに対して、50mmは反時計回り。
純正と同じなのは50mmの方ですね。
これにはビックリしました。同じ箱だけど、絶対同じ会社の商品じゃねー。
で、落ち着いて見てみると、あることに気付きました。
50mmの方が、以前買ったHengyijia 25mm F1.8と一緒www
マットな感じ、質感、同じアルミボディ、フォントとレイアウト、菱形のマーク…。
どれをとっても、シリーズと言われてしっくりくる。
なにこれ?どういうこと??
ネットを調べてみても良く分からなかったのですが、上記で書いたように35mmを単体で、25mmと50mmをセットで使うつもりだったので、完全結果オーライですが25mmと50mmが同じようなレンズというのは嬉しい誤算。
35mmのフォーカスリングの回す方向はちょっと迷いそうですが、まぁ慣れでしょう。
色々確認
サイズはどちらもすごく小さいです。明るいのに。
純正のXF35mmF1.4とXF50mmF2とのフォーショット。
どちらも同焦点距離のレンズよりずっと小型で、でもF値はすこし明るい。
MFレンズとは言えこの明るさでこのサイズ感はすごいですね。
それぞれ装着した状態。35mmは特に、小ささが目を引きます。レンジファインダースタイルのカメラには非常にバランスがいい。
35mmは前玉が非常に大きいですね。F1.2なので、ピントが薄そうです。
ついでに、さっき出てきたHengyijia 25mm F1.8も入れて紹介します。
やはり、この25mmと50mmは同シリーズですね。
前も後ろも一緒。
スペック比較
レンズスペックが書いていましたので、ちょっと紹介しますね。
英語ですが、上から
・名称
・焦点距離
・最大絞り
・最小絞り
・レンズ構成
・画角
・絞り羽根
・最短撮影距離
・フィルタサイズ
・全長
・重量
・対応マウント
です(当然、マウントはその商品をラインナップしているというだけで、一番下のパーツが各マウント毎に違います)
箱にはレンズ構成の図解もありました。
XシリーズはFUJIFILMのHPでスペック載っていますので、純正とも比較してみます。
35mmをXF35mmF1.4ともうひとつ、XF35mmF2のスペックと比較したのが下記の表です
項目 | 35MMF1.2Lens | XF35mmF1.4 R | XF35mmF2 R WR |
焦点距離 | 35mm | 35mm | 35mm |
最大絞り | F1.2 | F1.4 | F2 |
最小絞り | F16 | F16 | F16 |
レンズ構成 | 5群6枚 | 6群8枚 | 6群9枚 |
画角 | 46° | 44.2° | 44.2° |
絞り羽根 | 9枚 | 7枚 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.35m | 0.28m | 0.35m |
フィルタサイズ | 43mm | 52mm | 43mm |
全長 | 36mm | 50.4mm | 45.9mm |
重量 | 150g | 187g | 170g |
明るさとレンズ構成を除けば、どちらかというとXF35mmF2の方がスペックが近い項目が多いです。
レンズの枚数が少なくAFモーターも無いのに結構重いですね。やはり印象は間違っていない。
50mmはさっきの写真にありました、XF50mmF2とスペック比較です。
項目 | 50MMF1.8Lens | XF50mmF2 R WR |
焦点距離 | 50mm | 50mm |
最大絞り | F1.8 | F2 |
最小絞り | F16 | F16 |
レンズ構成 | 5群6枚 | 7群9枚 |
画角 | 32° | 31.7° |
絞り羽根 | 12枚 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.5m | 0.39m |
フィルタサイズ | 52mm | 46mm |
全長 | 40mm | 59.4mm |
重量 | 168g | 200g |
こちらは色々と違いますね。どちらがいいとは言い切れない。
今度、撮影してきます
さあ、色々書きましたが、あとは実際の写りですね。これを見ないことには評価できない。
ちょっと時間が取れなくて、今回はこれで一旦終わります。
また色んな条件で撮って、レビューを書きたいと思います。
ではまた。